柳井 謙一

こんにちは!

柳井です。

デザインをビジネスに活かす際、段階にもよりますが“こだわり”が危険になってしまうことがあります。

その理由について解説をしていきます。


こだわりは日本の美学?

日本人は国民性からか、生真面目で一つ一つの仕事を丁寧に完璧にこなす印象ですよね。

特に職人の世界によくみられる傾向ですが、誰も気づかないような細部までとにかくこだわります。

 

例えば寿司職人の場合、そのこだわりたるや凄いもので、シャリの炊き加減や蒸らす時間、握る時間をコンマ数秒までこだわります。

 

デザインの世界においてもこだわりが強く、完璧を求めるデザイナーがいます。

例えば、レイアウトの余白を1mm単位で整えたり、文字のサイズを0.5ポイント単位で調整したり、画像のリサイズをコンマ数ミリまで正確に測ったりと。

 

こだわり デザイナー

 

良くも悪くもモノづくりに徹する姿勢は半端ではありません。

 

こだわりの罠

もちろんこだわりは大切なことですが、間違ったこだわりは危険です。

こだわりが危険になるのは、お客さんがこだわりに価値を感じない場合です。

 

例えば、先ほどの寿司職人の話に戻りますが、そこまでこだわり技術の高みを目指したところで、全く集客ができずに閉店していくお店が後を絶ちません。

理由としては、多くのお客さんがそこまで質の高いものを求めていないということがあります。

 

むしろ今は職人が作る寿司よりも、安価な回転寿司の方が圧倒的に需要がありますよね。

さらに最近では回転寿司でさえ大変な状況ですから、その厳しい世界で、こだわり一本!職人魂!といくら叫んだところで、ビジネスとして成立していくことが難しくなっております。

 

こうした職人気質のこだわる人は

  • 時代の流れがよくわかっていな
  • お客さんが求めているものが見えない
  • 自分のこだわりをおしつけてしまう

という傾向があります。

 

一昔前であればこういった職人気質でこだわってもビジネス的に成り立ったのかもしれません。

ところが変化の速い現代では、この考え方にとらわれるとビジネス的に生き残るのが難しくなってきております。

 

時代 変化

 

柳井 謙一

競争の激しいビジネスにおいては、時代の流れに目を向け、必要であればこだわりを捨てるという柔軟な考え方が必要とされております。

デザインでのこだわりはどうなのか?

デザインにおいてもこだわりの危険性は同じことが言えます。

そもそもいくらデザインをこだわったところで、需要のない商品は全くもって売れません。

 

チラシやポスターなどの販促品も同様で、求められていない紙面のデザインを余白数ミリまでこだわろうが文字サイズを数ポイント変えようが何の意味もありません。

何十時間こだわったところで、お客さんにとっては1秒で雑紙扱いです。

 

ゴミ箱 雑紙

私もマったこだわりの罠

柳井 謙一

実はこ私自身がこだわりの罠に長い間ハマってしまいました。

 

一生懸命、何十時間かけてチラシを作ったけど全く反応が取れない。

細部に至るまでこだわりぬいた商品が全く売れない。

 

こんな経験をしたことが多々あり、今考えると本当に労力的にも経済的にも無駄なことが多かったなと感じます。

 

こだわりを捨てるコツ

「こだわりを捨てるのが大切なのはわかったけど、どうしても気質からこだわってしまう」

かつての私のように頭でわかっていても、ついつい余計なところにこだわってしまう方もいらっしゃると思います。

 

こだわりを捨てるコツとしては、まずは40~70%の完成度を意識しながら即座にアウトプットする習慣を身に着けることです。

この習慣を身に着けると驚くほど労力・コストが軽減されていきます。

 

そもそもの需要があるものであれば、デザインが多少崩れていようがセンスを感じさせないものであってもお客さんから反応が取れるはずです。

反応がとれたものはお客さんを観察したり、フィードバック取ったりしながらよ次の改善につなげていきます。

 

逆に反応が取れないものはフィードバックで理由を探り、明らかに需要がない場合はさっさと撤退をお勧めいたします。

 

フィードバック

 

フィードバックを取ることで、自分のこだわりとは関係のない部分でお客さんが反応していることに気づくことでしょう。

 

柳井 謙一

職人気質の人は最初はもやもやした気持ち、納得いかない気持ちになると思います。

そこをグッと抑え、まずはお客さんの前に出し、お客さんに答えを出してもらうよにしましょう。

あれこれと時間とお金をかける前に、そもそもの商品価値を確かめる癖をつけてくださいね。

 

こだわりは価値を感じてもらえてから

ここまで、こだわることがいかに危険かを解説してきましたが、必ずしも必要がないと言っているわけではありません。

最初からこだわるのが危険だということをお伝えしたかったのです。

 

逆にある程度需要があり、反応が取れているものであれば、こだわりを入れ完成度を高めていきましょう。

そうすることで、よりお客さんに価値を感じて頂けるものへ磨かれていくはずです。

 

柳井 謙一

私も物販をしている中で、反応が取れた商品はガンガンこだわりを取り入れ、完成度を高めております。


記事が役に立ったと思う方は、シェアをしていただけると非常に喜びます。

コメントや質問があれば、下記のコメント欄よりお願いいたします。

柳井 謙一