柳井 謙一

こんにちは!

柳井です。

入念に戦略を描き、手間暇をかけて作ったデザイン。

ところが、一発で思うような結果を得ることは難しいというのが正直なところです。

そこで最短で効果を出すために、ぜひ取り組んで欲しいことが検証です。

今回はデザインにおける検証の重要性と、そのための方法やポイントについて解説していきます。


検証の考え方と重要性

デザインを作るうえで、色や配置、掲載する情報まで迷う場面は多々あるのではないでしょうか?

こうなると自分達の頭の中だけで物事を考えてしまい、答えがわからないまま主観的な視点から制作を進めてしまう可能性が大です。

 

デザインで結果を出すために大切なことは、お客さんに価値を感じてもらうことで、お客さん視点から客観的にデザインを判断するために検証がとても重要になります。

 

具体的な検証方法

検証といってもそのやり方は多岐にわたるため、今回は最も基本的な方法をご紹介いたします。

ずばり「デザインしたものをお客さんに見せて判断してもらう」という方法です。

 

インタビュー

 

 

「なんだ当たり前じゃん」と思う方もいるかもしれませんが、判断を仰ぐうえで大切なポイントが何点かあります。

誰に判断を仰ぐのか

判断を仰ぐ人はデザインの対象にピッタリの人と、そうでない人の2パターンに分かれると思います。

 

 

判断する人が、ターゲットとするユーザーの場合

40代の主婦向けに販促を考えているので、40代の主婦に意見を求めるといった感じです。

このようにデザインの判断を仰ぐ人が対象にピッタリの人である場合、意見をそのまま改善点に反映させることで効果を得やすくなります。

 

かといって個人的な主観も多少はあるので、なるべく多くの方に聞き、共通点や多く寄せられる声を聞き取っていきましょう。

判断する人が、ターゲットでない場合

40代主婦向けのデザインについて、30代の独身男性に意見を求めるといった感じです。

この場合、仰ぎ方を間違えてしまうとデザインがとんでもない方向に行ってしまう可能性があるため注意が必要になります。

 

そこでデザインの対象となる仮想人物像(ペルソナ)を用意しておくと、より客観的な視点から判断を仰ぐことが出来るようになります。

仮想人物像ペルソナとは?

ペルソナとは、デザインの対象となる仮想人物像のことです。

 

誰かにデザインの判断を仰ぐ場合、判断する人によって意見がばらついてしまう可能性があります。

デザインで対象とする人物像を仮想でも明確にしておき、判断の際に伝えておくと、判客観的な視点から判断してもらえるようになります。

 

仮想といっても実在の人物に近くしていく必要があるため、事前にペルソナに関する情報収集が必須になります。

 

私が以前クライアントのHPのリニューアルの際に作ったペルソナはこんな感じです。

 

ペルソナ

 

このように年代や性別、嗜好、特徴をまとめ、仮想の人物像を作っていきます。

ペルソナの作り方

ペルソナづくりはお客さんの情報収集から始めます。

 

既にビジネスをされている方であれば、

  • どういったクレームや声が寄せられてきたのか?
  • 来店するお客さんは女性と男性どちらが多いのか?
  • 何歳くらいの人が多いのか?
  • 商品やサービスについてどんな指摘があったか?

こんな感じで、お客さんに関するありとあらゆる情報を紙に書き出しリスト化していきます。

 

ペルソナ

 

これから起業する方、新商品を打ち出そうと考えている方は競合のリサーチもしていきます。

  • どういった商品がどんなお客さんに売れているのか?
  • 商品に対するお客さんの反応は?
  • 年代や性別もわかればリストアップ

 

ある程度お客さんの情報がリストにまとまったら、対象となりそうな顧客像をペルソナとして作っていきます。

こうすることで情報に基づいた再現性の高い人物像がペルソナとしてできあがります。

対象が絞れない場合

対象とする人物がなかなか絞れない場合、ペルソナを複数作成しましょう。

複数でもペルソナの視点から判断を仰ぐようにすれば、最も効果が期待できそうな人物像が見えてくるものです。

 

判断を仰ぎながら最も効果がありそうなペルソナをメインターゲットにして、残りはサブターゲット(包括的対象)に据えます。

もちろんデザインはメインターゲットのみ意識しますが、可能性としてはサブターゲットも網羅できる可能性が出てきます。

 

柳井 謙一

私がとあるクライアントのHPをリニューアルした時は8人ほどのペルソナを作り、メインを1人に絞り残り7人をサブターゲットにしました。

 

デザインの検証手順

検証の重要性と仮想人物像(ペルソナ)について解説してきましたが、具体的なデザインの検証手順を解説します。

基本的には2ステップです。

STEP1:判断を仰ぐ前にペルソナを理解してもらう

検証の話に戻りますが、判断する人がターゲットでない場合、用意したペルソナを理解してもらうことからはじめてください。

ペルソナへの理解が深まれば対象となる人に近い視点で、より客観的な判断ができるようになります。

 

先ほどの40代主婦を対象とした場合の例でいうと

「40代主婦は子育てに時間がとられ、自分の時間がないという特徴がある」

この情報があるだけでも、判断の基準が持てるようになります。

STEP2:意見を集め改善に活かす

客観的な判断が仰げるのであれば、後は検証を繰り返しながらデザインへの意見をどんどん集めます。

集まった意見はターゲットからの意見に近いものになるため、改善の方向性がはっきりしてくることでしょう。

 

効果測定

 

こうして検証とフィードバックを繰り返し改善を加えることで、よりお客様視点からデザインできるようになります。


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柳井 謙一